瞑想とあそぼ。

楽しく人生を過ごすために、瞑想始めてみました。

美術館に行こう!アートが持つ隠された脳への効果。

芸術が脳にもたらす効果

 こんにちは、まめたろうです。今回はちょっと古い記事ですが、メモとして残しておきます。芸術が脳に対して持たらす効果について言及がありました。

 

mic.com

 絵画を鑑賞するだけで起きる効果:ストレス軽減

 ウエストミンスター大学の研究によると、参加者に対して、美術館で一定時間絵画を鑑賞してもらったのち、体感するストレスがどう変化したかを回答してもらったところ、35分間の美術館での芸術鑑賞ののち、参加者はストレスの軽減があったと回答したそうです。そして、実際にストレスホルモンとして知られるコルチゾールが少なくなっていたそうです。

 

さらに脳に対する影響もある。

 ある神経学者の説明によれば、絵画を鑑賞する際、われわれは、感情の処理を行う脳の部位や、我々の喜びや報償システムを司る部位を用いているそうです。

 そして、このような反応は、アートを鑑賞している際、自分が意識していようがしていまいが起こるそうです。(批判的に鑑賞していなくても)

 絵画の知識の有無に関わらないそうで、この点はまめたろうも安心です!

 引用元:wiki島皮質

 

 より具体的にいうと

 実際にfMRIを利用した神経システムの実験を通じて、上の画像にある島皮質(喜びの感情と関係が深い部位)と被殻(ひかく)という報酬(reward)の経験と深く関わる脳の部位が、絵画の鑑賞によって反応していることがわかったそうですね。

 

 

引用元:wiki被殻

 

 脳のそれぞれの部位の活動はよくわかりませんが、要は絵を見たときに、その顔の認識や場面の処理を自動的に行っているとう意味だそうです。そして、同時に感情にリンクしている脳の部位も、そのプロセスにおいて関与しているという意味みたいですね。

 

やっぱり芸術は自分でクリエイトするものかも

 さらに他の2014年の研究によると、実際に自分の手でアートを作り出すことによって、心理的な回復力や脳の活動が増加していることがわかっているそうです。この実験は、10週間の美術のクラスを受講し、実際に絵を描くというものだったみたいですが、実験後、その参加グループの脳をみるとデフォルトモードネットワーク(初期ネットワーク)という、内省や自己観察、記憶のような認知プロセスを担うネットワークが強化されていたそうです。

Study Says Making Art Is Good For Your Brain, And We Say You Should Listen | The Huffington Post

 

なお、こちらのテッドトークも参考になりました。アートがPTSDで苦しむ退役軍人を癒しているという話です。特に効果があるのが、「仮面の絵」を描く行為で、これまでに治療のために描かれた仮面が1000個以上あるそうです。

www.ted.com

 

芸術作品を見たときの脳内で起きる反応

 絵を見たときの反応は素早いみたい

 他の記事によると、脳波測定によって、我々の神経はカメラのフラッシュと同じくらいの速度である200〜300ミリ秒で、判断をしていることが明らかになっているそうです。だから、「絵の魅力を経験したとき、直ちにその絵が好きかどうかがわかっている」状態みたいですね。さらに、面白かったのは、いろいろな絵を見たときに反応する脳の部位は異なるということです。

Researchers Observe Effects of Art on the Brain - WSJ

 

 ポートレート

 例えば、ポートレイトを眺めたときには、側頭葉の脳回(のうかい)である紡錘状回(ぼうすいじょうかい)と呼ばれる部位が反応するそうです。

 この部位は、顔の認識に関わっている部位だそうです。

引用元:wiki紡錘状回

 

そして、この反応は、そのポートレートの人が可愛ければ可愛いほど、強い反応になるそうです笑

 

 能面の場合

 京都大学の研究によって発見されたそうなのですが、伝統芸能で用いられる能面、こわいですよね。この能面、恐怖や悲しさなどのネガティブな感情と深い関係のある右扁桃体を活性化させるそうです。

 

 美しいと感じたもの

 そして美しい対象を見たときには、脳の報酬センターを活性化させるそうです。

 なお、報酬系とは、欲求が満たされたとき、満たされることがわかったときに活性化して、その個体に快感を与える神経系のことのようです哺乳類の場合、この報酬系は、別名A10神経系と呼ばれるドーパミン神経系であると言われているそうです。

 

 その他で興味深かったもの

 そして、ニューヨーク大学の研究では、被験者に対し、15世紀から20世紀までの、写実主義から抽象画まで含んだ絵を眺めてもらい、その被験者の脳を検査したそうです。

 そうしたところ、一つの面白い反応が見られたそうです。

 内省的な考えに関与している前頭前皮質(Prefrontal cortex)と、その近くの内向きではなくより外的な問題の処理に関与している部位が同時に反応が見られたそうです。

 これらの二つのエリアは通常は同時に機能することがないエリアだそうで、アートを見たときに生じる特別な反応のようです。

引用元:wiki前頭前皮質

 役割としてはwikiによれば、

前頭前皮質による機能を表す最も典型的な用語として、実行機能 (executive function) がある。実行機能は対立する考えを区別する能力の他、現在の行動によってどのような未来の結果が生じるかを決定する能力、確定したゴールへの行動、成果の予測、行動に基づく期待、社会的な"コントロール" (もし行ってしまったら、社会的に容認できないような結果を引き起こすような衝動を抑制する能力)に関係している。前頭前野の異常は、ADHDなどの実行機能障害を示す。多くの研究者は、人々の個性と前頭前皮質の機能との間には欠かすことの出来ない繋がりがあると考えている。

 

だそうです。もっともいろんな区別可能な領域があるそうなので、この中でもいろんな機能を持っているんだと思いますが。

 

 なんだか、複雑になってきましたが、要するに、アートには、人間の脳を形作る上で重要な何かが隠されているということですかね!

 

 

最後に

 アートが持つ力がいろいろあるということは理解できましたが、今後脳についてちょっと知識を深める必要があるなあと思いました。今回はなんだか、自分が勉強した内容をまとめただけになりました。。ただ、興味をもって探求を続けていく価値はありますよね!

 

 ということで、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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