瞑想とあそぼ。

楽しく人生を過ごすために、瞑想始めてみました。

クリエイティブ脳のための4つのプロセス。創造力は静かに瞑想する。

創造性のある脳

 今日は、脳の創造性に関して、そのプロセスを取り上げたいと思います。

 きっと、自分の経験に照らし合わせて、「あっ」と思い当たるところもあると思います。ぜひ、この記事で意識的に創造性を働かせることができるようになってください!

 

www.mindful.org

脳の活動はオーケストラミュージックのように

 前に記事でも取り上げましたが、アメリカで、ラッパーのフリースタイルやジャズミュージシャンの即興演奏の際、どのように脳が活動しているのかを調べる実験がありました。

 (これに関するテッドトークは面白いのでぜひ見てみてください。その記事にリンクつけています。)

 

meisoudebennkyousiyo.hatenadiary.jp

 

 そこでは、脳の前頭葉(ぜんとうよう)の中での、促進を司る内側前頭前皮質(ぜんとうぜんひしつ)が活性化して、外側前頭前皮質が非活性化していたという結果が現れました。そして、脳の部位のみならず、脳の各部位をつなぐネットワークの変化を明らかにした実験についても触れました。

 人がなにかクリエイティブなことをしているときには、様々な脳の部分をつなぐ神経ネットワークの活動について特徴的な反応が見られたことを紹介しました。

 

 クリエイティブ脳の4プロセス

 まず前提として、脳はすべての部分がいわば調和を持ったオーケストラのような活動をしています。そのバランスがすべてです。

 だから、クリエイティブなことをしているときのプロセスを理解するときも、脳内でどのようなバランスが保たれているのかについて理解することが一番わかりやすいと思います。

 

1 準備段階

 この段階では、まず、脳に多くの情報やアイディアを与えてください。フリーな考え方で行ってください。とりあえず、なんでもいいからランダムに思いつく、自由に考えて、アイディアを出しておくっていうことだと思います。こういった思考方法によって、初期ネットワーク(default mode network)が自由に活動させることができます。

 この、初期ネットワークとは、人間がなにかを考えたり、相手の気持ちを考えたりというように自分自身のリアリティー、現実を作り出しているようなネットワークです。ここを解放することで、自由なアイディアがうまれるのでしょう。イマジネーションを豊かに、いろんな情報を集めてください。全く間違えを恐れる必要はありません

 

2 発想を生む 

 この時点で、可能な限り多くのアイディアを出しているはずです。だから、この時点でネットは切って、オフラインにし、寝たり、サーフィンをしたり、なにか楽しいことをやってください。この間、脳は記憶を統合し始めます。これは自分が意識するかしないかにかかわらずオートで行われます。

  

3 ひらめき

 この瞬間こそが、関連性もなく、無意識的だったアイディアが突然繋がって、自分の意識に現れます。このプロセスは、主要ネットワークを通じて行われます。この主要ネットワークとは我々の頭のなかの思考の膨大な海のなかにあるかすかな輝きを捉えてくれるのです。

 

4 チェック作業

 そして、最後に、価値のあるアイディアチェックする作業に映ります。このステップでは、よりイマジネーションの低い、より現実的な考え方で挑みます。 Executive attention Networkという、より分析的な評価を行えるネットワークを利用します。そして、そのアイディアをより素晴らしく有益なアイディアへと洗練させていくのです。

 

 以上が、創造性を発揮する脳のプロセスでした。

 

人に会う、ブレインストーミングをする

 以前私がYouTubeを見ていた際、とある有名なコピーライターさんが、素晴らしい仕事をする秘訣の話をされているときに、より多くの楽しいことをしている人と会い、お茶をする(飲み会もあり)とおっしゃっていました。

 さらに、元リクルートフェローで現在は民間出身の元中学校校長、現在高校の校長先生をされている藤原和博さんが、講演の際に、観客に対して、「なんでもいいから一定の言葉から連想するアイディアを出すことの重要性」を説いていたのを見たことがあります。

  こういったとてもクリエイティブな方々が、ある種、上の①の段階をとてもうまく実施しているのはとても印象的でした。脳の仕組みを知らなくても、体験、感覚レベルで、すごい人は理解しているのですね。まめたろうも、自分自身の経験を振り返ってみると、散歩中とかにとてもいいアイディアが降ってきた経験がありますね。リラックスはとても重要ですね。前提として、できる限りのアウトプット、インプットが大切ですが。

  それでは、このような創造性を発揮するために何が重要なんだろう?とまめたろうは気になります。創造性をうまく発揮する秘訣に、瞑想があるようです。

 

マインドフルネス瞑想と創造性のステップ

 まず、上の4つのプロセスでも明らかでしたが、それぞれの段階で脳はその働き方やネットワークの機能のさせ方を変えていました。

 まめたろうは、こういった脳のすごさが神秘的とすら感じてしまいます。自分が意識しないうちに、無意識的に脳のネットワークのバランスを変えて、創造性を駆使できる状態になっている。。

 すごすぎです。

 しかし、同時に、「なんで人間には創造性が与えられているのだろう?」とも不思議に感じてしまいます。。これについてはまだ答えは出ていないようです。

 

創造性について瞑想が有効だという結論は出ている

 マインドフルネス瞑想が、人間の創造性にとって有益であるという結論は、すでにオランダのライデン大学の研究成果によって明らかにされています。

 これは、2つの種類の瞑想を用いた実験でした。

 意識を集中させるタイプと意識を集中させないタイプの瞑想(マインドフルネスはこっちに含まれる)を二つのグループの被験者にそれぞれ実施してもらったところ、後者の瞑想を実践した人のテスト結果から、創造性が高まっていることが導き出されたというものでした

 

 デヴィッドリンチも言っているし

 事実、こちらも以前の記事で紹介していますが、世界的映画監督でデヴィッドリンチ監督も、瞑想を40年以上欠かさず実践し、瞑想こそが創造性にアプローチできる最良の方法である旨、断言しています。

 そうなってくると、瞑想が創造性のプロセスになんらかの影響を持つことは明らかです。そこで、4つのプロセスについてみていきましょう!!

 マインドフルネスは、4つのプロセスで明らかになった、それぞれの段階での脳のネットワークのバランスに深く影響をしているようです。

 

1のプロセス

まず、マインドフルネス瞑想は、上で紹介した準備のプロセスをを行いやすくしてくれます。

 ブレインストーミングや想像をする前に瞑想をすることで、より気が散りづらくなり、集中することができるようになり、結果としてよりよいクオリティーのアイディアを生むことができます。

 

2のプロセス

 多くの人は、パソコンを閉じて、リラックスするのが難しいと感じていると思いますが、短時間の瞑想でも頭の中の、雑念を排除し、不安やストレスを減らしてくれます。そして、本当に頭がすっきりとした状態に導いてくれる手助けになってくれます。瞑想の最中にいいアイディアが生まれることだってあります!まめたろうの体験談として。

 このプロセスでのポイントは、頑張らないことです。寝たり、瞑想したりといった、アクティブではないことがとても有効になります。歩いて、瞑想するのもいいでしょう。リラックスして、内なる気づきを自然にもたらしましょう。

 

3のプロセス

 マインドフルネス瞑想を通じて我々はよりクリアに自分たちの頭の中を理解できます。つまり、瞑想によって「気づき」がふえるのです。

 

4のプロセス

 この段階では、一つの物事に集中して考え、ポジティブで活力のある状態を保つ必要があります。このプロセスにおいても適度に瞑想、そして運動をしてください。このような動作を通じて、自分の注意力を高めることができます。

 

最後にまとめ

 創造性を発揮する上で、我々にとってできることは、最新の脳科学の知見をもとに、その創造性のプロセスを理解しつつ、意識的に瞑想やその他のエクササイズを実践することだと思います。

 やはり、オフィスにがんじがらめでも、いいアイディアは生まれませんよね。

 働き方や会議のあり方も少し考え直した方がいいかなって思うところもありつつ、瞑想にはげむまめたろうでした。

 

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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