『子供×瞑想』瞑想で少年の非行が減ったアメリカの学校ってどれだけ荒れてたの??
バルティモアという場所の学校だった
まめたろうです。こんにちは。
今回は瞑想導入で有名なバルティモアの学校について掘り下げてみたいと思います。色々と衝撃です。これで効果が出たなら瞑想絶対導入したほうがいいと思う大変な状況でした。
私もこれまでに教育の現場で子供に対して瞑想の機会を与え、高い改善効果があったという記事を紹介してきました。そこでは、バルティモアという場所の学校での瞑想教育導入の事例が語られていました。
meisoudebennkyousiyo.hatenadiary.jp
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バルティモアについて
バルティモアとは、アメリカの東海岸。メリーランド州のベイエリアに位置しています。イメージとしては、これからドナルドトランプが引越しをするだろうワシントンDCとニューヨークの間くらいに位置していると考えていいと思います。
まめたろうは、どうしてバルティモアの学校がこういった先駆的な結果を出しているのだろうと疑問に持ったので、調べてみました。参考にした記事はこちらです。
環境が劣悪すぎる。
アメリカの国勢調査によると、バルティモアの住民の約25%の人々は、アメリカが決めている貧困レベル(poverty line)を下回った状態で生活をしているそうです。
ちなみにwikiによれば、貧困ラインとは2015年のデータでは、
4人家族で24250ドル(1ドル100円で242万500円程度)
3人家族なら20090ドル(同基準で200万程度)
まめたろうはこの金額を見てビビりました。日本でもこれで生活をするのはとても難しいレベルだと思います(細かい基準もあるようなので気になった方はぐぐってみてください。)
なので、瞑想教育を導入したコールマンという学校では、80%以上の生徒が給食費がフリーもしくは減額されているような状況だそうです。
さらに、ググったら、バルティモアの恒常的に危険な学校8選みたいな記事がありました。バルティモアのあるメリーランド州の教育委員会が出したもののようです。
バルティモアの子供たちのリアル
さらに、この学校の生徒の一部は、ホームレスだそうです。
または、電気もつかない家だったり、食事が全くない家から学校に通っている子もいるようです。
子供たちは近所で犯罪を目にすることもある、という最悪な状況です。
実際に、この学校で瞑想のインストラクターとして働く人は
「感情もなく私の目をじっと見て、「昨日おじいちゃんが撃たれちゃったんだ」と話す子供にも会いました」「こういう話を聞けば、ここでの子供たちが直面している状況を想像できると思います」
と話してます。
まめたろうは、こんな環境で成長し、色々な問題に立ち向かう子供たちがアメリカにいるという現実に驚きました。
日本ではほとんどの地域でこのような現状はないと思います。この学校の校長先生は、「できる限り子供たちに安心と感じてもらえる場所、そして彼らが必要とするものを与えることができる場所にしようと努力しています」と語っています。
バルティモアでは外に出れば、いわゆるギャングがはびこる世界。お互いに殺しあってます。
安全な場所というのは、日本とは比べ物にならないくらい必要な場所のようです。
Baltimore school replaces detention with mandatory meditation | 6abc.com
瞑想をどのように利用しているのか
これだけ見てみて、これを読まれている方も瞑想によってどのように変わったのかは気になるところだと思います。それについては、最初に紹介した記事に書いていますのでもしよければ読んでみてください。
生徒が、喧嘩をしたり暴力行為に出た場合、「マインドフルモーメントルーム」と呼ばれる部屋に行きます。ここは、やさしく明るい雰囲気を持った部屋です。エッセンシャルオイルの香りも漂っています。生徒はここでストレッチやヨガ、深い呼吸の方法を学び実践します。それによって穏やかでマインドフルな状態になる力を身につけるのです。そして、落ち着いたあと、戻ります。生徒は、喧嘩をしてしまった相手に謝ります。
このようなワークを通じて、生徒は自信をつけていきます。この部屋でヨガや瞑想を教える職員は、ホリスティックライフファンデーションという非営利の団体から来ています。時に、両親が刑務所に入ってしまった子供たちに働きかけをすることもあります。
これによって生徒の停学率はゼロになりました。
あるクラスの先生は言います。95パーセントのクラスの生徒は瞑想ルームに行っていると。そして、戻ってきて平和を取り戻していると。
この学校では懲罰の代わりに、問題を起こした生徒は「強制的に」この瞑想ルームに行きます。そして、そこで効果があればそれで終わりです。停学のような話にはなりません。
その後の展開
他の記事にも書きましたが、この学校ではすべての生徒に瞑想を提供し始めました。具体的には、学校の終わりに15分のガイド付きの瞑想を実施しています。放課後、ヨガを学ぶ機会もあります。
ただ、科学的な研究は成人に対するヨガのメリットは進んでいますが、子供に対するそれはまだ始まったばかりです。
運動が好きな子供に対しても、瞑想によってその能力が突如として開花するかもしれませんし。
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最後に
生命の危険に、子供の段階から晒され散る子供たちにとって、攻撃的であることはある種、自分を守るため当然の帰結なのかもしれません。まめたろうは危険な性質を持ってしまう子供たちを責めることはできません。ただ深い呼吸によって自分を省みて、効果的にストレスに対処し、自分の将来のために学問に集中できるようになることができれば、負の連鎖は止められると思います。並大抵の努力ではありませんが、自分に与えられた環境の中で最大限の力を発揮し乗り越えるのに、瞑想は力を貸してくれます。
そういった優れた手段が、世の中に広まっていくことを心から願います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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