瞑想とあそぼ。

楽しく人生を過ごすために、瞑想始めてみました。

ドイツ写真家が語る、いい写真をとるためにもっとも大切な「習慣」。

すごくインスパイアされる写真たち

 こんにちは、まめたろうです。

 今回は、ドイツのストリートフォトグラファーであるTomas ludwigさんの記事を紹介します。題名にあるとおり、すばらしい写真を撮影するためにもっとも大切なことを語っています。また、メールアドレス等の登録もいらない無料の本もダウンロードできます。

→こちらです。英語バージョンです。Home | Keep the Focus

 トーマスさんについてはこちらの記事にありました。

http://www.theinspiredeye.net/thomas-ludwig-street-photographer-and-entrepreneur/

 

写真家にとって大切な習慣、それは「瞑想」

 題名のとおりです笑。こうやって瞑想を切り口に世界中を眺めてみると、いろんな場面で瞑想が語られているのがとても興味深いです。

 さて、上でもリンクを貼りましたが、このトーマスさんは、「Keep The Focus」というプロジェクトの中心人物です。このプロジェクトは瞑想を通じて、写真をよりよくしていこうというもののようですね。

 トーマスさん自身も、1999年に瞑想と出会い、さらに2010年からチベットに渡り、瞑想を学んだそうです。現在は、ストリートフォトグラファーとして、また起業家として活動しているようです。

 2013年には、瞑想とスポーツに関する本をドイツで出版するなど、とても精力的に活動されているようです。上にリンクを貼ったフリーブックは、この本の一部を利用したもののようです。

 

とても充実した内容のフリーの本

 私自身もこのフリーの本を読んでみたのですが、感想としては、もし瞑想を始めてみたいという人がいれば、これを読めば特に問題なく始めることができるのではないかということです。そのくらい、簡潔で、しかも瞑想を始める人が気になるようなことが書いてありました。瞑想の一般的なやり方とその種類や脳への影響などなど。しかも、嬉しいのは、写真家に対して、「この瞑想を実践するのがとても効果的だ」と示してくれていることです。この瞑想をどのように実践していけばいいのか。どのような期間、段階を踏めば良いのか。どういった点につまづくのかそれに対してどう対処すればいいのか。。

 など、とても丁寧な記述でとても有益な情報が満載でした。

 

写真もいっぱい入ってる

 なによりこのフリーブック、ストリートフォトグラフがたくさん入っているのです。見ているだけで、その魅力に引き込まれます。何気ないワンシーンもこうやって色彩を放つのか!と。。表情や構図、色合いなど、やはりプロは違います。写真を見るたびに、自分がそれぞれの写真ごとに違う感覚に包まれます。写真の持つ力を感じました。

 スマホフォトグラファーまめたろうも見ならって頑張ろうと思いました。また、トーマスさんの本を読むと、実際にストリートに出て、写真家としてどのように一つのシーンを構築し、待ち、切り取るべきかという写真論にも少し言及されていることに気がつくと思います。

 これは瞑想に興味があり、かつ写真にも興味がある方にとってはとても有益だと思います。

 

写真家はすばらしい写真を取るために、静かに瞑想する

 私が興味深いなあと思ったのは、やはり写真家にとって、なぜ瞑想が必須であるのかという点です。この点は、「ゾーン」に入るためと書いてありました。まめたろうは、スマホでサクサク写真をとっておしまいというパターンが多いのですが、やはりプロのカメラマンは違いますね。

 

写真家にとってのゾーンとは?

 マラソンランナーがマラソンの途中ゾーンと呼ばれる、集中力が研ぎ澄まされ、困難なマラソンを走りきれる意識状態に入れることはよく知られています。瞑想を通じても、こう言った状態に入れるとトーマスさんは言っています。そして、この状態に入ると、直感が研ぎすまされ、余計な思考や努力を抜きに、写真のクオリティーによい影響がでてくると言っています。

 まめたろうはいろいろな記事を見てるので思うのですが、瞑想を通じて脳波を変えることができます。その中でも、α波というすごく集中力もあって、あまり気が散らないような精神状態に入ることができます。そうした精神状態は、どんなことをするときにも必要なのだと思います。

 そして、写真家、特にストリートフォトグラファーにとって、自分が本当にいいと思う瞬間が訪れるのはいつかわかりませんし、訪れたとしてもほんの一瞬、つかの間です。そんなシビアな芸術性を追求する上では、そのような能力を鍛えることが必須なんでしょう。

 

推奨される瞑想法とは

 トーマスさんは、次のステップによる瞑想法を写真家に対して推奨しています。

 

1 まずは、導入として呼吸を意識した瞑想

2 自分の体をスキャンするように意識する瞑想

3 決定的な瞬間に集中する、いわば「ネズミが出てくるのをまつ猫」の意識状態に持っていく

 

 です。

 具体的にはこの本に書いてあるのですが。

 トーマスさんも、書いているように、一朝一夕で効果があるわけではありません。少しずつのトレーニングを繰り返して行って、徐々に精神状態を改善させることができると言っております。また、その「少しずつ」トレーニングのステップも紹介されていました。

 

少し以下抜粋で紹介

まず1のトレーニングについては

 目を閉じて呼吸に集中し、鼻から入ってくる空気の感覚や喉を通る感覚を感じます。考えが頭を浮かんでも、そのままどこかに行かせて、意識を呼吸に戻します。落ち着いて、なかなか集中できなくても動揺しないで、ただ続けるだけでいいんです。もういいかなと思ったら目を開けて、この瞑想で感じた体の感覚を保つようにしてください。

 

2については

 1の瞑想を実践する。

 その後、体の感覚を感じることに移りましょう

 右足から始めましょう。

 かすかなうずきのような感覚は感じますか。

 次は右脚です。同じようにうずきのような感覚を感じてください

 徐々に左の足、脚へ移り、その後腹部、上半身、腕、背骨、首、頬、額、そして最後に頭を感じましょう。

 それぞれの体の部分ごとに、数秒意識を集中し、うずきを感じてください

 そして、最後に体全体を感じてください。

 これを数分繰り返してください。

 最後に呼吸に戻り、目を再び開け、この瞑想で得た感覚を保つようにしてください。

 

 、、、なかなか難しそうだ。ちょっとやってみたけど、確かになんとなく、意識を集中すると、むずがゆいような感覚になる。。徐々に移していくのはあまり慣れないので、時間がかかる。そして、数分間体全体に意識を集中するのは結構むずいなあ。

 そして、体全体と言いつつ、体の部位ごとに感じる感覚の濃さにばらつきがあるけど、これであってるのかなあ。。

 よくわかりませんが、練習あるのみでしょう!!

 

3については

 目の前で自分の狙ったシーンを待っている時に使うメソッドのようです。 

 いいシーンを待っている間30分くらい待たなきゃいけない時もあります。そんな時どうしますか?

 もし、立ち去りたいなあなんて思ってしまう時には、この瞑想を通じてください。

 目をつむって、1の瞑想を実践。

 その後

 内側の心の目で自分の写真をビジュアライズしてください。細かなディテールとともに。方法は自分の好きな方法で構いません。

 目を閉じないで。足りないピースを考えてください。そのピースが来るべき場所に、その欠けたピースがくるのを。

 そして、実際に自分が思った絵になるまで、自分の望む絵に集中してください。

 

 だそうです。

 

最後に

 これは面白い本でした。いろんな写真家に対するインタビューなども載っていますし、方法論に関しても、上で引用した以上の豊富なコンテンツがあります。是非とも手にとってご覧くださいませ。

 しかし、技術的なことはもちろんのこと、本当にすごい写真家は、どうしてこの瞬間を切り取ることができたんだ!という感動をもたらしてくれますね。

 もちろん、秘境の写真とかそれ自体がすばらしい写真もたくさんありますが、普段我々が目にしているはずの人々の表情や街の様子などから感動を導くことができるのは、絶え間ない写真家たちの努力の賜物なんですね。

 

 とりあえず、まめたろうはできることから瞑想に励みたいと思います。

 

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

SEE YA ♪