能力向上に役立つバイノーラルビートとは?効果や始め方など。無料アプリも紹介。
バイノーラルビートってなんなの?
今日は、ずっと気になっていたバイノーラルビートについて調べてみたので、それを紹介します。実際自分も聞いてみていますが、とても心地が良い感じです。
そもそも、バイノーラルビートは、太古の昔から存在していたようで、科学的にバイノーラルビートの紅葉が発見されたのが、最近のことということのようです。
1839年、プロシアの物理学者のHeinrich wilhelm Doveさんが音の研究を続けている中で、バイノーラルビートの存在を発見したようです。
発見内容は、面白いです。
異なる周波数の音を聞いていると、人間の脳は、二つの周波数の違いを捉えて、新たな周波数を作り出すというものです。
バイノーラルビートを聞くとどうなるの?
バイノーラルビートは、先ほど述べたように、二つの異なる周波数の音を一度に聞くというものです。
例えば、20ヘルツを左の耳から、右の耳から25ヘルツの音を聞くとします。
そうすると、それぞれの周波数の差である5ヘルツの周波数が脳で作られます。
この特性を利用して、特定の脳波を作り出すことで、リラックス効果や能力向上に役立つ状態にするというのが、このバイノーラルビートです。
わかったようでわからない、脳波についてまとめ
それでは、そもそも脳波とはなんでしょうか?
よく聞くとはいえ、よくわかっていないというのが、本音のところなので、ここでまとめてみます。もちろん、私は、あくまで素人ですので、そのような前提で読んでみてくださいね。
脳波とは、
ということです。大脳皮質を流れる微弱な電流です。
脳は、様々な周波数からなる電流によって活動しているのです。
なので、日々の色々な活動をしている時に、実は気がつかないけれど、脳は、その状況に応じて、様々な周波数を発しているということのようですね。
β波
ベータ波は、14−30ヘルツであり、意識的な活動をしている時や緊張している時などはこの脳波になっているようです。
α波
アルファ波は、8−14ヘルツであり、リラックスしている時などはこの脳波になっているようです。
θ波
シータ波は、4−8ヘルツであり、深いリラックス状態、瞑想状態の際にはこの脳波になっているようです。
デルタ波
デルタ波は0.5ー4ヘルツであり、夢も見ないで休息している状態や無意識の状態にこの脳波になっているようです。
ガンマ波
ガンマ波は、25−100ヘルツであり、かなり集中している時にはこの速い周波数となっているようです。
バイノーラルビートとの関係
先ほどの説明の通り、脳は、特定の周波数を発しています。そして、それぞれの周波数の際に、特定の状態(リラックスしているとか、緊張しているとか)になっています。
この特性とバイノーラルビートの関係を考えると、例えば、
100ヘルツを左の耳、110ヘルツを右の耳で聞くと、脳の周波数は10ヘルツとなります。
なので、10ヘルツはアルファ波の状態なので、リラックス状態に入る。
こういう感じのようです。
バイノーラルビートを聞くメリットは?
もうすでに、バイノーラルビートを聞くメリットはお分かりですよね?
バイノーラルビートは、それを聞くことで、脳波を特定の状態にするということがそのメリットです。
バイノーラルビートで創る周波数を自分で選ぶことで、自分が達したい状態に簡単に持っていけるようになるのです。
夢のような話だと思いません?
バイノーラルビートで脳波をコントロールすることで得られるメリット
バイノーラルビートによって、脳波が変わると、体もそれに応じるようにして、変化していきます。睡眠の質が向上したり、注意力が向上したりするなどがその一つの効果です。
バイノーラルビートは危険なんじゃないの?注意点など
調べた限りでは、明らかにバイノーラルビートが危険であるとわかるような記事はなかったと思います。
ただし、妊娠している人やてんかんを持っている人は注意が必要です。
また、子供に対しては、強制的に聞かせてはいけません。あくまで自発的に聞いて初めて効果を感じることができるようですよ。
しかし、バイノーラルビートはミラクルじゃありません。例えば、鬱を治療したりとかそういう効果はありません。
人によって鬱になっている原因などは違うので、バイノーラルビートを聞いても、精神病を治療したりすることはできないようです。
バイノーラルビートの始め方
現在では、色々な音源がオンライン上にあるので、Youtubeでも聞くことができますし、色々な音源では、集中や創造性、さらに中には明晰夢を見やすくするような脳波に持っていく音源まであります。
聞く場所はちゃんと選ぶ
例えば、街中で信号待ちしている時などにバイノーラルビートを聞いても効果が薄いようです。
ちゃんと、リラックスできる場所を選んで、周りに気が散るものなどを置かないようにした上で、聞いて見ましょう。
私は、最後に紹介したいと思いますが、無料のアプリを使って聞いています。
バイノーラルビートに関する論文等
この論文は、バイノーラルビートが創造性にどのような影響を与えるのかを調べたもののようです。結論を簡単に紹介すると、
創造性に影響ありとの結果のようです。
バイノーラルビートは、その周波数がどうであったとしても、創造性に影響を及ぼしていた。
特に、創造的な思考に対して影響があり、反対に、(センター試験の回答などのように)創造性を要求しない思考に対しては、影響は少なかった。
特に、α波を出すためのバイノーラルビートによって恩恵を受けられるのは、ドーパミンレベルが低い個人だった。
対して、ドーパミンレベルが高い個人に対して、バイノーラルビートはあまり効果がなかった。
バイノーラルビートは、「これを聞けば誰にでも効果がある」といったタイプのものではんかった。
だから、個人による差異も考慮する必要がある。
だそうです。
ワーキングメモリーとの関係
まず、解説です。ワーキングメモリーとは、一時的な情報の保持と処理を行い、学習や理解など、日常生活の様々な行動場面で必要とされる高次認知機能を支える動的な記憶システムです。
よくわかったような、わからないような。。
例えば、ものを買うときに消費税の計算を暗算したり、本を読むときに、自分が持っている記憶や知識と、本に書かれている内容を照らし合わせたりすることはこのワーキングメモリーの働きのようです。
つまり、地頭のようなものですね!
とある論文によれば、15ヘルツのバイノーラルビートを聞いて作業を行ったときに、反応の正確性や脳内でのネットワークの繋がりの強さなどが明らかに改善されたようです。
しかし、この論文によれば、5ヘルツや10ヘルツのバイノーラルビートを聞いていた場合位は、作業の正確性が現象したそうです。
そこで、15ヘルツのバイノーラリビートは、脳内で情報を高速度で伝達する回路を形成するのに役立っているのではないかと結論づけています。
http://journals.plos.org/plosone/article/file?id=10.1371/journal.pone.0166630&type=printable
なお、これは視空間的ワーキングメモリについてです。
視空間的ワーキングメモリとはこちらでわかります。
そのほかの実験結果についても驚きの結果に
先ほど紹介した脳波のうち、ベータ(18.5ヘルツ)の領域のバイノーラルビートを聞いていた場合、脳の活動を21パーセント増加させたそうです。
また、デルタ、アルファ、シータなどの領域のバイノーラルビートも脳の活動を向上させているようです。
このような結果から、バイノーラルビートは記憶する能力について向上が見込まれるのではないかと示唆されています、
バイノーラルビートでオススメの無料アプリ。
バイノーラルビートについて説明しましたけど、どうでしたか?やってみたくなりましたか?
私は、挑戦して見ましたが、Youtubeとかは、聞いて見ましたが、誰が作ったものかわかりませんし、少しだけ不安があったので、ネットで他の手段を探して見ました。
すると、無料アプリで、GeniLaxというアプリを発見しました。
これは、無料アプリですので、誰でも簡単にバイノーラルビートを楽しむことができます。
これを作成された方は、私が調べた限りでは、とても信用できると思いました。
また、政木和三という偉大な発明家の先生を知ることができましたよ。
神様に好かれた偉大な発明家、政木和三博士の奇跡の話 | One
経歴などを見ると、どうやら「ちょっと電波系の人かな?」
などと思われる方もいるかもしれませんが、私個人は、すごすぎる方だなあと思い、思わず、Youtubeにあった政木先生の講演動画も見ました。
上のアプリは、この政木先生が発明したバイノーラルビートの装置をアプリとして再現したもののようです。
興味があれば、政木先生のYoutubeもチェックして見てください。
それでは!